定額給付金にみる現実

2009.4.16


今日家に帰ってきていつも通りポストを開けてみると、赤で『定額給付金申請書在中』と書かれた封筒が入ってました。 
「定額給付金」の文字が見えたとき、なんだかおかしかったです。 

この文字、ニュースでも嫌というほど見るし聞いていたんだけど、いざ目の前に現れると、どきっとしてしまいました。 あれだけ世間で騒がれていて、自分の中でも「現実」と受け入れてたつもりなんだけど、実際に目にして違和感を感じた自分から察すると、どうも、やっぱり現実として受け入れていなかったのでしょうね。  
こういう体験ってすごく「今」を感じます。 「実体のない現実」にはやっぱり人は「真の現実」を感じるのは難しいんでしょうね。 これって不思議というか、怖いというか、良いか悪いか現時点では分からないけど、無視できないことだと思います。  
つまりは自分の足で動き回って、目で見て、感じることが大切なんでしょう。 マスコミ・報道の不信なんてのは「実体のない現実」が「個人が受け入れることができる真の現実」のキャパシティを超えてしまったというか、人が確認しきれないほどの量の「非現実な現実」が溢れてしまっている。ということが一因でもあるんじゃないでしょうか。
家でWebを漁っているだけではダメっていうことですね。
実際に見なきゃ。行かなきゃ。 
これからは、というか今すでに、自分で動いて、見て、感じることのできる人がある意味で生き残っていけるのでしょう。 取り残されないようにしないと。

最初に言ったような体験って今までもあったと思います。でも間違いなく、昨日より今日、のほうが多くなっているのでしょう。 じゃあ今日より明日の方がこういう体験って増えていくのか、と聞かれるとそれも疑問。 「真の現実」に出会う場やタイミングがそもそも無くなってしまえば、こういう体験ってそもそもできませんよね。 「実体のない現実」が無くなるとは思えない。 でもさっき言ったような、「真の現実」と出会うタイミングが無くなってしまうことは容易に想像できるように思います。
動かなくていい世界。自分の目で見なくていい世界。 つまりは「真の現実」が無い世界。 もはやこういう世の中では自分で足で動き、見、感じることの必要性そのものが無いのです。 だとしたらそんな世の中では何をすればよいのか。
そこまでは想像できないな。  

面白いなあ。

今週金曜、パーティーです。
COLOR』 2009.4.17 (Fri)@Decadent Deluxe
DJs:Aya, CHUPA, COACH, Ken Tsutsumi, Kowacky

ちなみに24:00までに遊びにくると¥500 w/1d(※再入場不可)ですよ。是非。



先ほどで言うところの最近の僕にとっての「真の現実」、定額給付金の他には空気が暖かくなってきたということ。

「定額給付金」はその金額以上のものをもたらしてくれたのかも?

「百聞は一見にしかず」とはよく言ったものです。





SK

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